福井てるの緊急提言

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 1929年の世界大恐慌後、日本もアメリカもNEW DEAL政策を行いました。当時アメリカは、同政策として医療対策を含めていなかったので、いまだに医療問題に苦しんでいます。

 一方日本はというと、同政策の中で医療制度はもちろんのこと、とりわけ農村基盤の確立に成功したことから、戦後の復興を目覚しいスピードで成し遂げることができました。

 つまり、世界大恐慌の後に何をするかで、その後の50年、100年が規定されるのです。21世紀の課題は何か、それは低炭素社会の実現以外にありません。

 オバマ次期アメリカ大統領は、3つのEを提唱しています。

・ecology
・environment
・energy

 これら3つのEを軸とした政策をGREEN NEW DEALと称しています。

 我が国は、我が国の特色を生かし、GREEN NEW DEALを越える戦略を立てなければなりません。幸いなことに、省資源省エネ水資源確保については、国民の英知と努力によって、我が国は世界一の技術を保有することができました。これらの技術をツールとして低炭素社会の実現のために徹底的に活用しなくてはなりません。すくなくとも30年、できれば50年、広汎かつ重点的に施策を実施していくのです。

 また、我が国は、新自由主義の行き過ぎを反省し、いわば平等な社会を形成することを社会の目標としなければなりません。戦争は絶対にしないということも改めて徹底しなければなりません。

 そこで私が提唱する『ECO NEW DEAL』では、

Eは
オバマ次期大統領に同じ
Cは
culture global = 民族の壁を越えるのは文化への愛
agriculture global = 世界共通の文化である農業における与えあいの心
community global = 日本の大家族の優しさが、世界のコミュニティに写像していくよう願う気持ち
Oは
O(eau)*1 = かけがえのない水資源、飲み水がないために死んでしまう子供をゼロにします
organised harmony = 適切な距離を持ちつつ互いの存在を尊重しあう棲み分けともいうべき生活のあり方
cock-a-doodle-doo = 鶏の鳴き声で「目覚めよ、人類」というメッセージ

をそれぞれ現しています。

 アングロサクソンには分からない、東洋人であり農耕民族としてのDNAをもつ日本人しか発想できない『ECO NEW DEAL』を提唱します。  今後、議論をさらに深めていきます。乞うご期待。


*1 O(eau): eauとはフランス語で水を意味し、「オー」と発音します

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